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アレクサンダーテクニークの成り立ちが演劇を元にしているだけあって、イギリスの演劇界ではアレクサンダーテクニークが採用されています。

失声という問題を解決する過程で発見した手法を徐々に発展させたアレクサンダーは、渡英後に脚本を共作したり俳優のレッスンや前述の演劇に出演もしました。おそらく1910年の人類の最高遺産が出る前までは呼吸に関することが主な内容でした。そこから意識調整を経て、アレクサンダーテクニークの基礎を作った教師養成コースが開始されます。1930年代に教師養成コースの第一期生は「ベニスの商人」と「ハムレット」を公演しました。中には不満に思った練習生もいたようでした。当時はOld Vicなどの劇場を借りて公演しました。現在は建て替えや修繕などで形が変わっているものがあります。

Old Vic (2017年8月)Old Vic (2017年8月)

ロンドン滞在最後にはグローブ座で「ブーディカ」と「空騒ぎ」を観覧しました。両方ともステージの目の前で立ち見しました。開幕前に話した人はニューヨークから来たそうです。もちろんグローブ座でもアレクサンダーテクニークが採用されています。

オランダからロンドンに帰るときにベルギーのブリュッセルに寄り道しました。バスでマーストリヒトからブリュッセルに行き、ブリュッセルからはユーロスターです。

ブリュッセル南駅で荷物を預けてブリュッセル中央駅に移動しました。駅から地図を頼りに音楽博物館を目指して歩きました。ぶらぶらしながら最初に到着したのは芸術の丘です。

芸術の丘芸術の丘
 

芸術の丘から王立広場方面に坂を上りました。地図の案内で目指した楽器博物館は裏道につながっていて、従業員と思われる方にこっちじゃないと教えてもらいました。ベルギーでサックスが生まれたので展示もサックスの歴史が詳しくされていました。他にも古い楽器から新しいものまで様々な楽器を観ました。

楽器博物館楽器博物館

博物館を出た後は、ユーロースターの時間まで適当に観光しました。博物館のすぐ近くにはロワイヤル広場があります。

ロワイヤル広場ロワイヤル広場

中央駅に戻って反対側のグランプラスを目指しました。途中で小便小僧もありますが現在はレプリカのようです。このときは何か催し物の期間で衣装をきていました。

小便小僧小便小僧

グランプラスもイベントの準備をしていました。

グランプラスグランプラス

ユーロスターでロンドンに帰りましが、この時の入国審査が今回の旅の中で一番厳しかったです。

ユーロースターからユーロースターから

リトルスクールで作成されていたアレクサンダー・タイムズを調べました。現存している者は1929年から1934年までで、手書きやタイプ打ちされた文書が留められているものです。リトルスクールは1924年に始まった子どもの学校で、FMのレッスンを受けたり、アレクサンダーのワークを基礎に置いて通常の授業が進められていました。1943年に米国から帰国したFM達はリトルスクールを再開する予定でしたが、残念ながらそれは叶いませんでした。

アレクサンダー・タイムズの内容はリトルスクールの教師や生徒、スタッフによって書かれた文書や絵で構成されています。子どもたちが自身の体験を文章にして著しているものは、当時の学校でどのようなことをしていたかうかがうことができます。授業や暮らしの中で手段を吟味すること・means wherebyの道筋をどのように進めていたかも書いています。

アレクサンダー・タイムズの現物をみたのが9月後半でしたが、Mouritzから11月に発売されました。スキャンされているので紙面そのままを読むことができますが、いくらか筆記体の文章もあります。その他、ワークの原理を取り入れて書いたプロットなど興味深いものもあります。

FMの脚本を探すために大英図書館に行き、閲覧室を利用するためのリーダーパスを作成しました。初めての登録ではホームページから事前登録をすることでスムーズ手続きが進むようでしたが、今回はそれをせずに行きました。登録所ではパソコンを使って事前登録と同じものを入力するので、事前登録を済ませてから行った方が時間はかからないでしょう。登録には写真付きの身分証明書と英語の現住所の証明書が必要だったので、今回はパスポートと国外運転免許証を利用しました。

「マニュスクリプトの閲覧室で読めるよ」と聞いただけなので探すのに苦労しました。脚本はコレクションの一部に含まれているのでカタログを検索してもでてきません。最終的に閲覧室の目録から探して二つのバージョンを見つけました。閲覧室への資料の取り寄せは、司書の方に聞いて取り寄せ方を教えてもらいました。脚本は両方とも写真撮影が禁止されている資料ですので、現場でしか読むことができません。

脚本にはいくつか手書きで修正や加筆がなされていました。しかし誰がしたのかは不明です。作者なのか提出先なのか…。一部の筆記体は読み取れず、司書の方に何度か教えてもらいましたが、結局、読み取れないものもありました。機会があったら是非探してみてください。

イギリス滞在中の合間にオランダのスキン・オプ・グールに訪問しました。目的はFM関連で博士論文を書いたスターリン博士に会うためです。彼は2005年にその論文で医学博士号を取得しました。論文自体は著者からの購入なので日本からだと入手は難しいかもしれません。

9月11日早朝、ロンドンのスタンステッド空港からオランダのアイントホーフェン空港まで、ライアンエアーで行きました。スターリン博士が空港まで向かいにくてくれて、アイントホーフェンの街を経由してバスと電車でスキン・オプ・グールまで行きました。博士によればスキン・オプ・グールは若者が年々少なくなっており、買い物は電車で隣の駅に行く必要があるそうです。

博士のお宅に到着したのはお昼頃で、さっそく資料を見せてもらいました。10日まで14日まで毎日通い、終日大量の資料と格闘していました。お店もないためお昼ご飯もごちそうになり、最終日にはレストランでオランダ料理をいただきました。食事中にはワークや論文について話しましたが、AT教師でわざわざ訪ねに来た人はいないそうでした。また、AT教師はまじめすぎて面白さが足りない、コミュニティは閉鎖的で研究者と共同しにくいとも言っていました。

博士は現在もATの歴史に関する論文をいくつか発表しています。

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