Frederick Matthias Alexander 1869-1955: The Origins and History of the Alexander Technique.

Jeroen Staring著の論文です。オランダ王国のラドバウド大学で認められました。どちらかと言えばFM=アレクサンダーに対して批判的な内容かもしれません。しかし彼の文献を基にした徹底的な調査は、アレクサンダーの伝記的な書物として無視できないものだと思われます。本書はページ数が多いうえに文字サイズも小さいため、時間をかけて読む必要があります。

本書は文献からアレクサンダーテクニークの起源と歴史を探ろうとしています。時代ごとにアレクサンダーの文章と関連付けながら、当時の時代背景や存在していた発声法・表現法・姿勢の再教育などの影響や類似性が考察されています。彼によって近年発見されたアレクサンダーによる公開書簡や記事なども注目に値します。AT教師の方が読んだら、彼の推測や主張に反論したくなるかもしれません。しかしアレクサンダーの人物像を見直す興味深い視点があります。

購入には著者に直接連絡する必要があります。入手方法に難点がありますが、これまでの伝記とは違う視点を与えるものでしょう。購入の詳しい情報はFrederick Matthias Alexander 1869-1955.The Origins and History of the Alexander Technique, A medical historical analysis of F.M. Alexander's Life, Work, Technique, and Writings by Jeroen Staring(別HP)にあります。2016年10月に著者と連絡を取りました。

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