Gurney MacInnesとThe Use of the Self

先日、FM氏の書名入り The Use of the Self を手に入れました。これは正規出版前に印刷されたもので出版年は書かれていません。1931年末ごろにアメリカで印刷されて、イギリスで製本されました。この版は、書評の依頼や親しい人への献本で使用されたものでしょう。

詳細は不明でしたが、中身を確認するとガーニー=マキニス氏が前の所有者でした。マキニス氏は1931年から始まった教師養成コースに参加しました。卒業後は主に個人レッスンを主体としていました。彼はリトルスクール以外の学校にワークを紹介するプロジェクトを進めていました。ウォルターカーリントンアーカイブズには、そのレポートがあります。この原稿はモーリッツ社により公開済みです。第二次世界大戦で徴兵された後は教えることをやめ、農業へ転職しました。彼の妹も教師養成コースに参加していたようです。

書き込みについて

実際に見てみます。

FM氏からマキニス氏へ

ガーニー=マキニスさんへ、
「新しい職業」に就いたときの展望と決断に対する感謝の印として。
F. Matthias Alexander
1932年1月28日

教師養成コースが始まりこのワークを教える教師へ「新しい職業(New Profession)」と送られました。当時は、新しい分野の教育と考えていたFM氏はこのワークを提案するとき「ワーク」や「テクニーク」と言いました。彼の支援者や生徒がアレクサンダーテクニークと呼び定着しました。ワークが消滅することを恐れた支持者や生徒は後継者教育を求めました。当初はそんなことを考えていませんでしたが、1929年のウォール街大暴落など経済的影響のあったFM氏はリットン伯爵などの求めに応じることになりました。

マキニス氏の書き込みは多数あり、本論の最後には読書記録がありました。

FM氏からマキニス氏へ

草稿 1931年7月
初読 1931年12月~1931年1月
再読 1932年2月~3月
(1933年1月22日)再読 1933年1月、鉛筆で書いたメモ
終了
(1936年2月14日)再読 1936年2月、さらにメモを追記

実際の検証はそのうちアレクサンダー研究で発表します。「Gurney MacInnesとThe Use of the Self」とでもしましょうか。やはり筆記体の解読は不慣れなのでそれなりに時間がかかります。

それでは。

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