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旅行

旅の計画

カテゴリー:記録 / タグ:F. M. Alexander,アレクサンダーテクニーク,旅行,研究

8月半ばから11月いっぱいまで外国に行っていました。各国の図書館や学校等を訪問してFMアレクサンダーとアレクサンダーテクニークについて調査してきました。少しずつ回想していきます。

今回の旅のきっかけは一昨年の11月、ATJトレーナーコース中に少し話題になったことからです。まずはオランダ王国の研究者や英国・米国・豪州の教師に連絡を取って訪問する約束を取りました。滞在は各大陸におよそ1ヵ月の予定でした。最終的には下記の日程で旅をしました。

  • 8月16日、岡山から東京へ (JAL)
  • 8月17日、東京からヘルシンキ経由でイギリスへ (Finnair)
  • 9月11日、イギリスからオランダ へ(Ryanair)
  • 9月15日、オランダからベルギーへ(FlixBus)
  • 同日、ベルギーからイギリスへ(Eurostar)
  • 10月1日、イギリスからニューヨークへ (Britishairways)
  • 10月10日、ニューヨークからシカゴ、アーバナへ (American Airlines / Greyhound)
  • 10月20日、シカゴからシアトル へ (American Airlines)
  • 10月27日、シアトルからロサンゼルス経由でシドニーへ (American Airlines)
  • 11月4日、シドニーからメルボルンへ (Qantas)
  • 11月7日、メルボルンからアデレードへ (The Overland)
  • 11月13日、アデレードからメルボルンへ (The Overland)
  • 11月14日、メルボルンからタスマニアへ (Spirit of Tasmania)
  • 11月28日、タスマニアからメルボルンへ (Spirit of Tasmania)
  • 12月1日、メルボルンから東京経由で岡山へ (JAL)

ワンワールドの航空チケット以外は現地で手配しました。今回はインターネット経由でほとんど予約しましたが、日本語に翻訳されているホームページであっても翻訳がおかしかったり機能していない場合があるので、元のホームページから予約する方が確実でしょう。

本屋

カテゴリー:記録 / タグ:ロンドン,旅行,書籍,歴史

ロンドン市内の伝統ある書店から最近の大型店まで有名どころを何ヶ所か行きました。二つほど目的があって、一つは1900年代のロンドン市内の地図を探すこと、もう一つはアレクサンダーテクニークの関連本を探すことでした。

地図探しはStanfordsという地図を専門に扱った書店に行きました。Leicester Square StationからCovent Garden Stationに行く間にある100年以上の歴史があるお店です。ここにあるCassiniの歴史地図が探していたものに合っていました。

Historical MapHistorical Map

本を読んでいて地名が出てくるので、地図は以前から探していました。しかし日本ではうまく探すことができなかったので今回探しました。それで帰国した後、もう一度探してみるとこんなのがありました。

とはいえ、紙の地図を広げた方が見やすいのには変わりありません。Old Maps Onlineではアシュリープレイス16番地の場所が確認できる地図を見つけることができますが、日本の古い地図をみるのもおもしろいです。

二つ目の目的のAT関連本の探索でしたが、期待外れでした。下記の書店をまわりました。

普段は通販で購入するのですが配送料がかかるため、良いものがあればついでに買おうと思っていました。しかし、書店ではほとんど見つけることが出来ず、YogaやTai Chi(太極拳)の方が多い印象を受けました。興味あるものはMouritz出版の著作がほとんどなので、通販で買えないわけではないですが、それでもいくつか中身を見てから買いたいものもありました。絶版になっているものはAbeBooksで探せます。もしかしたら英国ではそれぞれの教室で買えるようになっているのでしょうか?

バースの書店バースの書店

大英博物館・自然史博物館・バッキンガム宮殿など他にも観光地には行きましたが、これでロンドン旅行の覚え書きはお終いです。

ウェストミンスター寺院

カテゴリー:記録 / タグ:ロンドン,旅行,歴史

ヴィクトリア通りを抜けてウェストミンスター寺院に行きました。

この寺院は10世紀に建立されたようです。ガイドによれば1066年にウィリアム征服王が戴冠式を初めておこない、現代も当時使われた椅子が戴冠式の際には使われているようです。ここでは歴代の王・王女や政治家などが埋葬されており、建物内の床には埋葬されている人の名前が記されています。ニュートンやダーウィンなど著名人の名前がありましたが、その中に「Edward Bulwer Lytton」というどこかで見たような名前があったので、後日調べました。

Westminster Abbeyのホームページには「Edward Bulwer Lytton」が埋葬されている、とあります。彼の代表作に「ポンペイ最後の日(The Last Days of Pompeii)」があり、有名な「ペンは剣よりも強し」という格言は彼の戯曲「Richelieu」で生まれたようです。この人の一人息子が後に初代リットン伯爵になるエドワード・ロバートで、さらにその息子が第2代リットン伯爵となって、後にFMアレクサンダー氏と深い関わりを持つことになります。

第2代リットン伯爵、ヴィクター・ブルワー=リットンは英国の政治家でインドの総督でした。日本との関わりから見ると、満州事変の際に「リットン調査団」の団長として、彼は国際連盟から派遣されます。当時は満州だけでなく日本や中国も視察したようです。調査団のレポートは「リットン報告書」として日本語で全文読むことができます。

そんなリットン伯爵とFM氏との関係は、「South African Libel Case 1948」の第3巻に現れています。アレクサンダーテクニーク界隈では南アフリカでの有名な裁判ですが、そこにリットン伯爵も証人として尋問されました。(pp.833-854)この裁判記録の全文はおよそ1,400ページほどで読むのは大変ですが、裁判に提出された資料は興味深いものです。

リットン伯爵が初めてFM氏のワークを知ったときについて証言しています。

……ある友人からFM氏の著作の一冊をもらい、そのときは結婚生活の初期にあたりますが、しかし私は彼と当時出会っていませんでした。……ある若いインドの役人が体調を国内で崩して私の所にやってきました。……彼はお別れを私に言いに来たのです、私は……誰か英国内で彼の健康を回復できる人を探すことを主張しました。彼がインドに帰ってくると、生まれ変わったその男は幸せそうに元気で、すっかり自分の仕事をできるようになっていました。私は彼に尋ねました、どうやってこんなふうになったのかと、そのとき彼はアレクサンダー氏について話したのです。

Souch African Libel Case, Mouritz, p.834

このときにFM氏のことを聞いたリットン伯爵は1926年にFM氏の所へ訪問し、「私はシモンズ君[役人]と会いました、あなたが彼にしたことを見たのです。それで、もしあなたが私を助けられるならと、私は会う気になったのです。」と話しています(p.835)。伯爵の詳細な証言は「African Libel Case」を見てもらえるとわかります。編集者の紹介文をみると、この裁判記録は原本の複写(全11巻、2,232ページ)から修正を加えて8年間かけて書き起こしたもののようです。興味をお持ちの方がいたらMouritz社から購入できます(South African Libel Case 1948, Vols. 1-4)。

ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院

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