アレクサンダーが第一世代教師に発行した認定証について

池田智紀

第一世代教師のペギー=ウィリアムズはこのように述べた。

だからとても残念に思うことがあって、非常に多くの若い教師達が一度もアレクサンダー氏の四作品 を読んだことがないのよ。

Williams (1992)

さて、第一世代の認定証が掲載されている書籍がいくつかある。手元にある資料ではパトリック=マクドナルド氏とエリザベス=ウォーカー氏のものを見ることができる。もちろん彼らの認定書の中には「アレクサンダーテクニーク」という文言はない。

アレクサンダーが認定した内容は以下のようになっている。

この認定は、
パトリック・ジョン・マクドナルドの完了した
3年間の訓練を教師養成コースで終えたこと、
そしてこのたび与えられた教授するテクニークの資格があることを示す、
その概要は私の著作にある、
『人類の最高遺産』
『建設的に意識調整するヒト』
『自己の使い方』

Macdonald (2015)

同様の文面でエリザベス=ウォーカー氏のものには、

[認定者がヘレン・エリザベス・ウォーカーとなっておりそれ以外は同文] ・・・ その概要は私の著作にある、
『人類の最高遺産』
『建設的に意識調整するヒト』
『自己の使い方』
『いつでも穏やかに暮らすには』

Walker (2014)

マクドナルド氏は1935年、ウォーカー女史は1947年の認定なので、ウォーカ女史の方には、4冊目Universal Constant of Living(1941)が追加された。

現在、FMの著作を日本語で全て読むことができる。「そもそもアレクサンダーの発見とワークとは?」ということに興味のある方は、是非FM氏の著作を読んでみてはどうだろうか。国内外で難文だとか悪文だとか悪評もあるが、何度も読むことで理解が深くなだろう。

参考資料

  • Patrick J. Macdonald. (2015) The Alexander Technique AS I SEE IT. Mouritz.
  • Elizabeth Walker. (2014) Forward and Away. Mouritz.
  • Peggy Williams. (1992) 'Foreword', Explaining the Alexander Technique by W alter Carrington and Sean Carey. Mouritz.

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