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FMアレクサンダーの著作集

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意識調整

意識調整は、オーストラリア出身の俳優F.M.アレクサンダー氏が発見した意識を用いて自己調整する手法です。日常生活の中で心身(自己)の習慣(くせ)に気づき、それをとらえ返していきます。問題の原因を追究し、原因が少しずつ減るやり方を調べていきます。

F.M.アレクサンダー[1]は、俳優として致命的な失声から復帰し、公演を続けながら徐々に俳優業から教育業に移しました。オーストラリア時代(1894年~1904年)は主に呼吸法と演劇法を教えました。生徒には主に俳優仲間や友人の医師、医師から紹介された患者がいました。渡英後、熱心な医師の支持者が見つかり、同時に演劇界でも注目を浴びるようになってきます。世界大戦中はアメリカに避難し、それをきっかけに、アメリカでも生徒と支持者を増やしていきました。イギリスの医師やアメリカのアカデミックな現場で働く支持者らは、評論や論文を発表し、公に紹介しました。

・・・私の主目的はすなわち、人類の知的な能力を拡大することであり、そうして我らは意識的な調整(conscious control)をする方向へ成長する。

F.M.アレクサンダー著『人類の最高遺産』

レッスンでは、まず自分自身のしている不必要なくせ(習慣)を認めることが必要になります。くせ(習慣)というのは無意識のうちに習慣的に繰り返されている行為のことです。身体的な運動だけではなく、考え方・嗜好・階層・社会・職業・性別・人格・暮らし方など、心身全般に現れます。そのくせ(習慣)に気づくためには、今までのやり方と新しいやり方を実験しながらその差を調べていきます。

原因がわかれば、次は抑制です。不必要な習慣的にしていることを抑制する練習です。習慣は刺激がやってくるとすぐに反応して現れます。抑制は習慣が起こるもっと前から予防的にやらないことで、それをやめていくことを学びます。

何も知らなかったところから、レッスンの初期では習慣に「気づいたらやめる」段階となります。訓練が進んでいくと、原因となる習慣的な行為を「初めからやらず(抑制・予防)」に、新しいやり方で計画を組み立てるようになります。

一方で「楽な感じ」や「自然な感じ」、「不自然な感じ」や「不快な感じ」でワークを評価すること(感覚的評価)が邪魔になります。「感じ」はある状態から別の状態へ変わったことを知覚したものです。頑張りすぎていた人にとっては「楽になった」と感じるかもしれないし、だらけすぎていた人にとっては「頑張っている」と感じるでしょう。「自然な感じ」とは何ですか。長年の間、習慣的にやっていればそれがたとえ下手な使い方となっていても自然に感じませんか。

理論は単純です。問題解決に向かう自己を使うところで予防的に今までのやり方を抑制し、抑制を継続しながら新しい方向へ進む。それをひとつ、ふたつ、みっつ・・・と段階を踏んで継続しながら組み立てて進めていきます。そうやって訓練していくと、自分自身が自分の教師となって手段を吟味しながら暮らしていくようになります。

原因がなくなれば問題(結果)もなくなります。そうなると心身の調整能力も取り戻せます。教師は、そのためのお手伝いをします。まずはお試しレッスンから新しいやり方で心身が統合する方法を学んでみませんか。

私達は能楽を初めて味わいました。・・・言葉にしにくいことですが、根源的な魅力は完璧なテクニークを考えずにして語れません。意識調整は確かに日本で生まれ育まれました。

J.デューイ - Dewey, J. (1920), Letter from China and Japan, E. P. Dutton, pp. 53-54.

今では忘れ去れているかもしれませんが、哲学者のジョン=デューイは日本の所作にアレクサンダーのワーク「意識調整」の原理を観ました。私達の生活に取り戻してみませんか。

通常レッスンの他に子どものコースと教師養成コースを用意しています。高速学習音楽ワークもあります。個人・グループレッスンは随時受け付けております。

定期的なワークショップも開催中です。イベントから開催日を確認してご予約ください。

意識調整とアレクサンダーテクニーク

F.M.アレクサンダーのワークが「アレクサンダーテクニーク(AT)」[2]と呼ばれ始めてずいぶん経ちました。単にアレクサンダー氏の技法として彼のワークを表していた名称だったはずが、現在では「アレクサンダーテクニーク」と聞くと、多数ある代替医療・体(身体)の使い方・姿勢術(法)などの一つとして認識されているようです。しかし、彼のワークは(再)教育です。彼の著作には、単に「ワーク」や「テクニーク」と言っており、身体の使い方や姿勢法とは言いませんでした。しかし、現代の多くのAT教師が当該ワークを体の使い方等と宣伝しています。

アレクサンダーは四作の著作を残しました。現在では日本語版もあります。[3]アレクサンダーテクニークの本は国内でもたくさんありますが、まずは創始者の本を読むことをおすすめします。

アレクサンダーの著作集日本語版

アレクサンダーテクニークの流れは大きく観ると、英国からの流れと米国からの流れがあります。日本ではアレクサンダー本人の教えよりも、彼のところで学んだ第一世代の教師達[4]の教えが大事にされています。1950年代後半には彼の著作は絶版になりました。現地では在庫処理の販売、図書館、古書店等でも入手できたでしょう。しかし、1980年代に復刻し、2000年初頭に全著作の復刻が完了するまで簡単に入手することはできませんでした。当然日本では原著はありませんでした。アレクサンダーテクニークジャパンの翻訳チームが順番に翻訳し、2019年にはすべて読めるようになりました。

彼の著作が絶版中でも教師養成訓練は継続されており、中には彼の著作を読んだことのない教師が誕生するようになりました。また訓練当時に読んでいても自身が教師やトレーナーとなってからは自分の生徒や練習生にアレクサンダーの著作を「難読・難解」だと言ってまるで読まない方が良いことかのように勧めているのかもしれません。[5]

当教室では、生徒さんにアレクサンダーの著作を読むように勧めます。教師はATJ翻訳チームに参加しており、日本語版製作に関わりました。質問があれば実践を含めてお答えします。また、継続的にアレクサンダーの歴史や手法を研究しています。意識調整は、アレクサンダーの手法(アレクサンダーテクニーク)を含めて広範囲で対応できます。

レッスン形態

FMアレクサンダーは当該ワークについて「私のワークの基盤は抑制に置いている」と端的に述べています。レッスンでは様々なやり方で次のような手順を学ぶことができるでしょう。

  • 問題の原因となる習慣を認める
  • 問題の原因となる習慣をやめる訓練をする
  • 問題の原因となる習慣をやめながら新しい手段を訓練する
  • 一連の訓練を続けながら新しい手段で目標に向かう

当該ワークは自己(再)教育です。習得するためには時間と練習が必要になります。レッスンを受ける前にもっと詳しく知りたいと思われる方には創始者本人の著作をおすすめします。

個人レッスン

教師とマンツーマンで行います。1回のワークでは、アレクサンダーテクニークで利用されている手順と呼ばれるものをお伝えすることもあれば、個人的な問題も扱うこともあります。より深い問題を扱うなら、必要なだけの時間をかけることになるので、連続して受講したり、10回セットなどの複数回で対応できます。レッスン後に1人でも練習できるようなアイデアもお伝えします。

お友達やご家族でワークに興味がある方やお子様がおられる場合、事前にお問い合わせをしていただいてからであれば、見学や付き添いも可能です。

グループレッスン

2〜8人のグループで行います。グループでやることで、1人でやっていてわからないことや自分だけではわからない変化について発見できます。お友達やご家族と一緒に2〜3人で来られても良いですし、定期的にワークショップをしているところへ参加して頂いても構いません。他の人を観察することで多くの発見があると思います。ワークの進め方は個人レッスンとは異なります。

出張・訪問レッスン

通いに来られない方や地元で参加者が5~6人いる場合には出張レッスンもしています。個人でもグループでも可能です。1日分のレッスン代に、交通費・旅費などが追加でかかります。会場の手配が必要な場合は会場費も加わります。

その他

オーダーメイド方式なのでお問い合わせいただければ、受講の仕方に関する相談もできます。お気軽にお問い合わせください。

受講料

初回お試しレッスン 6,000円 30分(教科書『自己の使い方』を進呈)
通常個人レッスン 10,000円 55分(経験者・リピーター向け)
個人レッスンセット(5回) 50,000円 1回55分(ATJの本などオマケ付き)
グループレッスン 10,000円 3時間(少人数のワーク)
ミニグループ 3,000円 90分(少人数のグループお試しレッスン)
マインドモデリング 30,000円 2時間(個人もミニグループも可能教材・資料・グッズ付き)
マインドモデリング(2日間) 50,000円 1日6時間x2
(「ピンホールメガネ」などオマケ付き)
視覚から入る心身調整 20,000円 6時間(「ピンホールメガネ」付き)
出張・訪問 日当60,000円 全国どこへでもお伺いします。
(日当以外に必要経費などが発生します)

その他オーダーメイド方式でサポートします。お問い合わせください。

Notes:
  1. F.M.アレクサンダーについて著者から許可を頂いて伝記の概要を翻訳しています。[]
  2. アレクサンダー・テクニーク、アレクサンダー・テクニック、アレキサンダー・テクニックなどヴァリエーションがあります。古いものでは、アレグザンダァとの表記も見つけました。[]
  3. FM書店から購入できます。『人類の最高遺産』『建設的に意識調整するヒト』『自己の使い方』は紙版があります。『いつでも穏やかに暮らすには』は電子書籍(Kindle版)のみです。こちらから購入できます。[]
  4. 当時の教師養成コースは1931年に始まりました。日本に輸入されたATはP.J.マクドナルド氏、M.バーストー女史の流れが多数あります。[]
  5. 実際にアレクサンダーの著作を一冊も読んだこともなければ、著作名も知らない教師に出会いました。その教師は同じ現場を同じようなやり方で二度も無断退職しており(私も同じ現場で働いていました)、もはや教師養成コースを卒業してもアレクサンダーテクニークには習慣を取り扱う技法が残っていないのかもしれません。[]